私はゲイで2009年27歳の時にレズビアンの方と結婚しました。いわゆる「友情結婚」というやつです。
そして、10年後の2019年に離婚しました。息子が1人いて、2019年現在5歳です。
友情結婚という不自然な結婚をした事や、子供を持った事、そして離婚した事は全く後悔していません。デメリットもありましたが、得られるメリットの方が多かったからです。それでも、少し失敗したなと思う事はありますね。
「失敗した事」、それは配偶者となる人の収入や資産を結婚前に確認しておかなかった事ですね。
これは別に友情結婚に限らず、結婚する前に、ちゃーんと聞いておくべきでしたね。
奥様は結婚前、当時31歳だったのに、どうやら貯金がほとんどなかったみたいでした。
また、結婚する時にルールとして、お互いの給料は共通の銀行口座に振り込まれるようにして、そこからお互い毎月10万円ずつ引き出して個人で自由に使えるお金にする事にしました。家賃や、光熱費などは共通の口座から引き落としておりました。
奥様の手取りは15万円くらいを予想していましたが、実際は10万円ちょっと程度でした。そのため、奥様の収入はほとんど共通口座へ寄与しておりませんでした。
それどころか、
●友達と海外旅行に行ったりして、出勤日が減って給料手取り10万円を切る時がありましたが、奥様はしっかり10万円を引き下ろしてました。
●最寄りの駅まで徒歩15分くらいなのに、駅前に月極めの駐車場に借りていて、駐車料金を共通口座のお金で払っていました。→だいぶ経ってから、自分の口座から引き下ろすように要求したら、徒歩か自転車で駅まで通うようになりました。
●何かにつけて自分のことなのに共通口座のお金を使用していました。大きな額ではありませんでしたが、その姿勢が嫌なんですよね。特には注意しませんでしたが。
妊娠してから3ヶ月くらいで無断で会社を辞めて、実家に帰ってしまいました。その後、しばらく、お金のルールは曖昧なまま進んでいきました。私から言わせれば無駄遣いしているように見えました。
不満が溜まっていましたので、子供が生まれて半年後くらいに、私から月々定額を渡すので、それでやりくりするように、ルール変更を申し出ました。
額は譲歩して13万円に決めました。共通口座には400万円くらい溜まっていて、ほぼ私の給料に由来したものでしたが、私は優しいので、折半する事にしました。
その後、無駄遣いは減ったように見えました。
パーキンソンの第2の法則「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」というのがありますして、バカな凡人達は本当にこれにあてはまるなと思っております。私は海外赴任する事で収入が増えましたが、支出はあまり増やさず、貯金に回していました。
私は離婚する時に、いろいろと調べましたが、現在の日本の結婚制度は、収入が少ない方が圧倒的に有利な仕組みになっています。超高給取りと結婚した専業主婦は勝ち組です。ですので、結婚する前に、ちゃーんと相手の収入がいくらあるかを確認しておきましょう。
悪口を多く書いてしまいましたが、元奥様は基本的には良い人で、割と気もあった方だと思うので、元奥様と結婚した事は、後悔はしていません。
欲を言えばキリがないし、もう少し探していたとしても、もっと条件の良い人に出会えていたかどうかはわからないですしね。相手も私に不満があったと思いますし。
私たちの結婚は言わば「契約結婚」で、愛があるものではありませんでしたが、一般に愛し合って結婚しようする人も、相手の収入は把握しておいた方が良いと思いますよ。
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