私は27歳で結婚しましたが、30歳まで子供がいませんでした。
私はゲイで、元奥様はレズビアンで、一度たりとも性交渉がなかったので、当然なのですが。。。
奥様は34歳でしたので、倖田來未曰く、羊水が腐る一歩手前でした。(気を悪くされたらすみません、じゃあ書くなよ言われますね)
妊活開始から、出産までは、流れはこんな感じでした。
①精液検査
②性病検査
③人工受精開始→4回目で妊娠
④出生前診断→問題なし
⑤出産
Wikipediaによると
不妊(ふにん)とは、自然な状態で妊娠に至れないか、妊娠を一定期間以上維持することができない状態を指す。WHO、日本産科婦人科学会ともに、「1年以内に妊娠に至れない状態」と定義している。世界保健機関による定義は「避妊をしていないのに12ヶ月以上にわたって妊娠に至れない状態となっている。
だそうです。また
避妊とは、なんらかの手段を用いて、受精もしくは受精卵の着床を妨げて、避妊を避けることの総称である。
との事だそうですが、私たち夫婦は避妊をした事もありませんので、ある意味、不妊症の夫婦だったと言えますね。世の中には、「膣内射精障害」とかありますしね。
因みに
アメリカ生殖医学会も患者向けガイドラインの中で「1年以上」としており、さらに「もしあなたが35歳以上であるならば、6か月以上避妊せずに性交しても妊娠が起きなければ医学的な検査を始めるべきだ」と推奨している。日本では正常なカップルでは妊娠を希望し性生活を行った場合は6か月以内に65%、1年で80%、2年で90%、3年で93%が妊娠にいたるとされている。35歳未満の妊娠成功率は3割り越えだが、35歳を越えると2割半ばまで低下する。そのため、子供が一人でも欲しい夫婦は34歳までに出産することを考えて家族計画するのが母体にとっても安全である。」
そうです。
私としては、子供はいてもいなくてもどっちでも良かったのですが、元奥様が欲しいと言い出したので、妊活を始める事にしました。元奥様とは、あまり話し合いをしなかったので、今でも、どうして子供が欲しくなったのかよくわからないです。今度会った時に聞いてみようかな?(因みに妊活と言う言葉は、個人的に嫌いです。)
①まず、精液検査を行いました。
精液はでカップに「マスターベーション法」で採取するように、説明書に書いてありましたので、「マスターベーション法」で行いました。家でやったのか、病院でやったのか覚えていないです。結果は、全く問題なくて、精子の量や質など、全ての項目で優秀なスコアでした。
②次に、性病検査を行いました。
結果は後日発表で、私は仕事だったので、奥様が一人で聞きに行きました。奥様から、仕事中に「結果が出たので、今後の事を本日相談させて下さい。」と私にとっては意味深に思えるメールが来ました。
そのメールを貰った時、HIVなのだろうかと不安になりました。家に帰るまでHIV感染していたらどうしようかとずっと考えていました。結果は問題なかったです。「結果が問題ないなら、メールでそう伝えろよ」と思いました。(奥様には言いませんでしたが)。
③その後、人工授精を開始ししました。
人工授精の前に、タイミング法を行う夫婦も多いようです。
タイミング法とは、基礎体温表や超音波検査で排卵日を予測して、排卵日前後に「仲良し」する事で妊娠を目指す治療法です。不妊治療というと人工授精や体外受精など高度な不妊治療を思い浮かべますが、実はタイミング法が最も多く行われているのです。
ですが、当然タイミング法は行ず、人工授精に進みました。(仲良しっていう言い方嫌いです)
人工授精とは、夫がマスターベーション法をでカップに精液を射出し、それを病院で精製してから、妻の子宮内に打ち込む方法です。1回2万円程度しました。
私の会社は、ごく一般レベルのブラック会社気味だったので、男が妊活の為に、有給を取るのも難しかったです。人工授精を行うに当たって、精液はできる限り、搾りたてのフレッシュな状態で、子宮内に打ち込む必要があります。そのため、出社前のギリギリの朝早い時間に、マスターベーション法による、精液の採取を行いました。
オカズは、付き合っていたオーストラリア人のテリーとの事を考えながら行いました。もしくは、テリーとの性交のビデオを何本も撮影してあるので、それを見ながら行いました。
採取した精液を持って、奥様が病院に行って、人工授精をしてもらってたみたいです。
人工授精2回目の後、元奥様が自転車で転んで怪我をして、歩けなくなり、実家に帰って生活していました。その時も人工授精を続けていました。お母様が運転して、奥様を病院に連れっていってたのですが、精液の入ったカップも、お母様が私のアパートに取りに行ってから、病院に行ってました。それは、「自分で取りに行こうよ」って思いましたね。
ぶっちゃけ、子供もそんなに欲しいわけでも無かったし、奥様と離婚しようかなとも思っていたので、4回目で妊娠しなかったら、「妊活は辞めよう」と言おうとしていたのですが、4回目で妊娠してしまいましたね。まあ、これも、運命なのかなと思います。
因みに、精液の注入は、いわゆる危険日に行う必要があるのですが、病院が休みだったり、予約が取れなかったりする時は、できませんでした。そういう時は、元奥様はスポイド買ってきて、自分で注入してたみたいですが、妊娠したのは、病院で注入してもらった時でした。
それから、④出生前検査を元奥様は受けていました。
私が受けて欲しいと言ったわけではありませんでしたが、受けるのには賛成だったので何も口出ししませんでした。結果は問題ありませんでしたが、もし問題が見つかってたとしたら、どうなっていたんでしょうかね?私は絶対に中絶しろと言ったと思います。
日本では、一年に18万人くらい中絶されているそうで、出生数は95万人くらいなので、かなりの割合で中絶されていると思います。
色々な国や、宗教では、中絶は禁止されていますが、私は賛成派です。中絶を承認してから、十数年後に少年犯罪が激減した国があると聞いた事もあります。
男だから、苦しみがわからないと言われるかもしれませんが、望まれない子は中絶した方が良いと思います。
別に、ダウン症でも、可愛いとか、ちゃんと育てられるのであれば、産んで問題ないと思います。正常に生まれた子供でさえ育児は大変なのに、障害を持った子を育てるのは本当に大変だと思いますし、死ぬまでに面倒を見なければいけないかもしれません。私はやりたくないし、それを自分の人生の負担にしたくないので、出生前検査で異常が確認されたら、中絶するようにお願いしていたと思います。
⑤それから、順調に進んで、予定日より2週間くらい早い出産でした。
安産だったみたいでした。生まれる前日は、私は外国から観光に来ていたジョンと奈良で会っていて、その次の日も一緒にいる泊まる予定でした。奥様から、生まれそうという連絡があったので、仕方がなく帰らなければなりませんでした。最悪な夫であり、父親ですね。生まれたばかりの子供を見ても、感動する事はなく、特に何も感じませんでした。
子供は今のところ、何の問題も無く健康で、楽しく保育園にいっているみたいなので、本当に感謝しております。
病院は岐阜県大垣市にあるクリニックママというところです。結構、評判いいみたいなので、妊活を考えている方はオススメですよ。